将来のためにお金を貯めたい、でも何から始めればいいの?
そんな方に知っていただきたいのが「ファイナンシャルプラン(FP)」の考え方です。
本記事では、初心者でも安心して人生設計ができるように、ファイナンシャルプランの基本と実践方法をやさしく解説します。
ファイナンシャルプランとは?
ファイナンシャルプランとは、人生に必要なお金の流れを「見える化」し、目標に合わせてお金を計画的に管理する方法です。
人生の三大資金:
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教育資金(子どもの進学・塾など)
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住宅資金(マイホームの購入・維持)
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老後資金(年金以外に必要な生活費)
これらをバランスよく準備するのがファイナンシャルプランの目的です。
ファイナンシャルプランが必要な理由
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将来の不安を「見える化」して解消できる
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資産形成の目標と戦略が明確になる
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無駄な支出を減らし、貯蓄を最大化できる
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家族やパートナーとのお金の共有がしやすくなる
初心者が始めるべきファイナンシャルプランの5ステップ
ステップ①:ライフイベントを書き出す
まずは、将来起こりうるイベントとタイミングを時系列で書いてみましょう。
例:
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30歳:結婚
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35歳:マイホーム購入
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40歳:子どもの教育費本格化
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60歳:定年・年金生活スタート
ステップ②:イベントごとに必要なお金を見積もる
それぞれのライフイベントに、どれくらいのお金が必要かをざっくり計算します。
イベント | 想定金額 |
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結婚式費用 | 約200〜300万円 |
マイホーム頭金 | 約500〜800万円 |
教育資金(大学まで) | 約1,000万円以上 |
老後生活費 | 約2,000〜3,000万円 |
ステップ③:現在の収支・資産状況を把握する
まずは今の家計を見える化しましょう。
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月収・手取り
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固定支出(家賃、保険、ローンなど)
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変動支出(食費、交際費、娯楽など)
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貯蓄額・資産・負債
家計簿アプリ(MoneyForward、Zaim など)を使うと便利です。
ステップ④:目標ごとに貯蓄・投資プランを立てる
たとえば:
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教育資金 → 学資保険・定期預金
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老後資金 → つみたてNISA・iDeCo
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住宅資金 → 財形貯蓄・頭金積立口座
短期・中期・長期に分けて考えるのがポイントです。
ステップ⑤:定期的に見直しをする
年1回など、定期的にライフプランを見直して軌道修正しましょう。
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収入の増減
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家族構成の変化
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経済情勢の変動 などに対応するため
よくある質問(Q&A)
Q1. ファイナンシャルプランナー(FP)に相談すべき?
→ 自分でできない場合や不安があるなら、中立な立場のFP(独立系)への相談がおすすめです。
Q2. 若いうちからライフプランは必要?
→ はい。20〜30代のうちから計画を立てることで、時間を味方にした資産形成が可能になります。
Q3. 家計簿が続かない…どうすれば?
→ 最初はざっくりでもOK!月の「支出合計」や「貯蓄額」だけでも記録することが大切です。